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冤罪事件データベース
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事件名 みどり荘事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) みどりそうじけん 事件発生日 1981/6/--
罪名 殺人、強姦致死
事件地都道府県 大分県 事件地名 大分市
事件概要
昭和56年6月末、大分県大分市のアパート「みどり荘」の自室で、女子短大生が強姦された後、殺害された。

被害者の隣の部屋にいた甲が逮捕、起訴され、一審の大分地裁は、甲の自白と遺留品である毛髪のDNAが甲と類似するとした鑑定結果を重視し、無期懲役の判決を言い渡した。

控訴審において、甲の自白についてはその不自然さが指摘された。
また、毛髪のDNA鑑定についても、遺留品の毛髪と事件当時の甲の毛髪の長さが異なることから、遺留品が甲の毛髪であるとは「到底考えられない」と判示した他、鑑定書の作成者自身が、鑑定結果の破綻を証言したことから、その信用性が排斥された。
結果、平成7年6月30日、無罪判決が言い渡された。
その後検察は上告せず、無罪が確定した。

DNA鑑定を始めとする捜査のずさんさが原因とされる冤罪事件である。
なお、この事件は大分女子短大生殺人事件とも呼ばれている。
判決日
1995/6/30
判決裁判所
福岡高等裁判所
書誌
判例時報1543号181頁
1審
無期懲役
2審
無罪
最高裁
差戻し等
再審
自白/否認
備考
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