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事件名 菅生事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) すごうじけん 事件発生日 1952/6/2
罪名 爆発物取締罰則
事件地都道府県 大分県 事件地名 竹田市
事件概要
 1952年6月2日,大分県直入郡菅生村(現在の竹田市菅生)の駐在所が爆破される事件が起きた。警察は,現場付近にいた被告人を逮捕した。しかし,被告人は共産党員として活動しており,スパイに呼び出されて現場に居合わせただけであった。

 被告人は捜査段階から犯行への関与を一貫して否認していたが,1審の大分地裁は有罪判決を下した。

 しかし,その後の調査によって,爆破の原因が外部から投げ込まれた爆発物によるものではなく,内部に設置された爆発物によるものであることや,現場に不自然なほど多数の警察官が配置されていたことが明らかとなり,レッドパージを背景とした,警察の組織的関与によるフレームアップ(でっち上げ)事件であることが判明する。

 その結果,福岡高裁は,被告人に無罪判決を言い渡した。
 検察側は上告したものの,最高裁は上告を棄却し,無罪判決が確定した。
判決日
1960/12/16
判決裁判所
最高裁判所
書誌
最高裁判所刑事判例集14巻14号1947頁,判例時報246号4頁
1審
懲役10年
2審
無罪
最高裁
無罪
差戻し等
再審
自白/否認
備考
【事件関連書籍】
・坂上遼『消えた警官−ドキュメント菅生事件』(講談社,2009年)
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