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冤罪事件データベース
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事件名 免田事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) めんだじけん 事件発生日 1948/12/29
罪名 住居侵入、強盗殺人、同未遂
事件地都道府県 熊本県 事件地名 人吉市
事件概要
昭和23年12月29日午後11時半ころ、熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害され、14歳と12歳の娘2人が重傷を負わされ、現金が盗まれた。
甲は、翌年1月14日、玄米を盗んだ罪で別件逮捕され、16日に上記事件の容疑で逮捕された。この3日間、甲は警察から拷問・脅迫を加えられ、自白に至った。

昭和25年3月23日、熊本地裁八代支部で死刑判決が言い渡され、控訴棄却を経て、昭和26年12月25日に上告が棄却、死刑が確定した。

甲は、公判において、自白は強要されたものであり、また事件当日には飲食店にいたとしてアリバイを主張し、無罪を訴えた。
これに対して、警察は、甲と一緒にいたのが犯行の翌日であるとするアリバイ証人の調書を録取した。
また、犯人が犯行に使用したとされる鉈や、犯行当時着用していたとされ血痕が付着した衣服は、地検保管中に破棄された。

その後、6回にわたる再審請求を経て、再審決定がなされ、昭和58年7月15日、無罪判決が言い渡された。
判決の中で、甲には犯行当時のアリバイが認められることが判示された他、有罪認定の主要な証拠である自白及び血液型の鑑定結果回答書について信用性が否定された。

捜査機関による拷問・脅迫を用いた違法な取調べと、証拠捜査が招いた、日本で初めての死刑再審無罪事件である。
判決日
1983/7/15
判決裁判所
熊本地方裁判所
書誌
判例時報1090号21頁
1審
死刑
2審
死刑
最高裁
死刑
差戻し等
再審
無罪
自白/否認
備考
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