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事件名 ★引野口 状態 確定無罪
事件名(よみ) ひきのぐち 事件発生日 2004/3/24
罪名 殺人、非現住建造物等放火、窃盗、威力業務妨害
事件地都道府県 福岡県 事件地名 北九州市
事件概要
本件は,被告人が学習塾の業務を妨害し(威力業務妨害),実兄死亡後に相続財産たる預金を引き出した(窃盗)という訴因の他に,実兄に対し殺意をもって刃物で右頸部付近や左胸部を突き刺し失血死させ(殺人),その木造平屋建建物を全焼させた(非現住建造物等放火)という4つの訴因から成るものである。

被告人は捜査段階から公判に至るまで一貫して犯行を否認していたが,勾留中に被告人と同じ房に収用されていた者が,房内で被告人から犯行を告白されたとして公判廷で犯行を供述し,検察官はこの告白を唯一の証拠として,被告人と犯人の同一性を立証しようとした。
そこで,本件では,“塙垤霰鬚鯤垢い燭箸垢觴圓紡个靴討覆気譴身鏐霓佑糧塙垤霰鬚両攀鯒塾蓮き犯行告白の信用性,H塙垤霰鬚鯤垢い燭箸垢觴圓龍―匱体の信用性が争点となった。

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弁護人側が,同房者の公判供述部分は,結局,被告人に対する捜査機関の違法な取調べ過程の中で同房者が得た知見に基づく違法収集証拠であるとして,その証拠能力を争った。

これに対し,検察官側は,同房者が被告人から犯行告白を受けた行為には,被告人に暴力,あるいは脅迫や偽計を行い,または利益を提示するなどして犯行告白を迫ったといった事情は一切認められず,あくまでも同房者は被告人からその自由意思により犯行告白を受けたものであって,任意性に疑いを差し挟む余地はないと主張した。

裁判所は,捜査状況を詳細に検討し,(1)捜査官の意図により被告人と同じ房に同房者が勾留されたこと,(2)被告人の会話内容をその同房者を通じて聴取する目的で勾留がされたこと,(3)犯行告白は偶然の産物ではなく,同房者が捜査側の意を酌んで,聞き出した内容を捜査側に伝えることをあらかじめ意図して,しかも,被告人にはその意図を秘したまま,積極的に質問して得たものであること,(4)同房者は捜査機関から,被告人が述べたことについて連日の事情聴取を受けていることなどを認定した。
そして,被告人は同房者を介して「捜査機関による取調べを受けさせられていたのと同様の状況」にあったとして,証拠能力を否定した。

(続く)
判決日
2008/3/5
判決裁判所
福岡地方裁判所小倉支部
書誌
季刊刑事弁護55号172頁
1審
殺人及び非現住建造物等放火の点につき無罪(確定)
2審
最高裁
差戻し等
再審
自白/否認
備考
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