トップページ
このサイトについて
冤罪事件データベース
誤判研究レポート
冤罪被害の回復策
雪冤活動
お問い合わせ
関連リンク
九州再審弁護団連絡会
連絡会について
各弁護団活動報告
再審研究レポート
>
トップページ
<<
一覧へ戻る
事件名
幸浦事件
状態
確定無罪
事件名(よみ)
さちうらじけん
事件発生日
1948/11/29
罪名
強盗殺人事件
事件地都道府県
静岡県
事件地名
袋井市
事件概要
1948年11月29日,静岡県磐田郡幸浦村(現袋井市)で,一家4人が突然行方不明となる事件が発生した。
警察は,別件で逮捕されていた被告人2人を一家4人の殺害容疑で取り調べたところ,その内の1人が一家殺害を自白し,共犯として更に他の2人も逮捕された。
その後,被告人ら4人の自白によって,一家4人の遺体が埋められていたのが発見されたとして,起訴された。
公判では,4人とも否認し,無罪を訴えたが,1審の静岡地裁では1人を除く被告人ら3人に死刑判決が下され,2審の東京高裁まで死刑は維持された。
しかし,実際には,被告人らの自白よりも前に遺体は発見されており,自白も拷問によって採取されたものであった。
結局,最高裁は東京高裁の判断には重大な事実誤認の疑いがあるとして判決を差し戻し,差し戻された東京高裁は被告人ら4人全員について無罪判決を言い渡した。
検察はこれを上告したが,最高裁は上告を棄却し,無罪が確定した。
警察による「秘密の暴露」のねつ造と,自白偏重に由来する過酷な取調べが原因となって生じた冤罪である。
判決日
1963/7/9
判決裁判所
最高裁判所
書誌
判例時報340号17頁
1審
死刑
2審
死刑
最高裁
差戻し
差戻し等
東京高裁が無罪判決,最高裁は検察側上告を棄却
再審
自白/否認
備考
【事件関連書籍】
・上田誠吉・後藤昌次郎『誤った裁判−八つの刑事事件』(岩波書店,1960)。
<<
一覧へ戻る
|
著作権・免責事項
|
プライバシー・ポリシー
|
▲このページのトップへ
copyright(c) 雪冤プロジェクト All Rights Reserved.