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冤罪事件データベース
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事件名 青梅事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) おうめじけん 事件発生日 1951/9/17
罪名 電汽車往来危険破壊等
事件地都道府県 東京都 事件地名 羽村市
事件概要
 本件は,1951年9月17日から翌1952年2月19年までの間に,国鉄青梅線の小作駅や福生駅周辺で5回にわたって起きた列車妨害事件である。

 10人の被告が電汽車往来危険罪等で起訴され,病気のため公判停止(その後公訴取消)した2人を除き8人に1審で有罪判決(懲役7年2人,懲役4年2人,懲役3年執行猶予5年2人,懲役2年執行猶予4年2人)が言い渡されたのに対し,全員が控訴したが棄却。これに対し,最高裁は原審判決を破棄差戻し,差戻し後控訴審で全員が無罪(確定)となった(1名につき別罪で有罪)。

 本件では,捜査段階,公判段階を通して一部被告に自白が存在するところ,これら自白以外に被告人らの犯行を証明する証拠がないため,その任意性・信用性が争点となった。

 差戻し審は,5つの事件のうち最後の事件について客観的証拠から認定できる事実(最高裁はこの点に関する控訴審の認定への疑問から破棄差戻しとした)が自白と整合しないことを重視し,捜査段階の自白の信用性,任意性を否定した上,公判段階の自白も信用性がないとし,最後の事件に疑問がある以上,全ての事件について疑いが生じるとして無罪を言い渡した。
判決日
1968/3/30
判決裁判所
東京高等裁判所
書誌
判例時報515号30頁
1審
懲役7年2人,懲役4年2人,懲役3年執行猶予5年2人,懲役2年執行猶予4年2人
2審
控訴棄却
最高裁
破棄差戻し
差戻し等
差戻し控訴審で無罪(一部被告,別罪で有罪)
再審
自白/否認
備考
事件日は,最初の列車妨害のあった日付とした。
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