トップページ
このサイトについて
冤罪事件データベース
誤判研究レポート
冤罪被害の回復策
雪冤活動
お問い合わせ
関連リンク
九州再審弁護団連絡会
連絡会について
各弁護団活動報告
再審研究レポート
>
トップページ
<<
一覧へ戻る
事件名
自民党本部放火事件
状態
確定無罪
事件名(よみ)
じみんとうほんぶほうかじけん
事件発生日
1984/9/19
罪名
現住建造物等放火罪
事件地都道府県
東京都
事件地名
千代田区
事件概要
1984年9月19日,東京都千代田区永田町にある自民党本部の裏で,宅配便運送業者を装った犯行グループが,火炎放射器を自民党本部に向け,火炎放射した。犯行グループはライトバンで逃走した後,車や作業服を焼き捨て,証拠隠滅を図った。
犯行後,中核派を名乗る男から,報道機関に対して犯行声明が出されたため,警察は中核派が犯人であると断定した。しかし,実行犯を割り出すことに難航し,結局,1985年4月28日に,被告人が放火の共謀共同正犯として逮捕された。
しかし,被告人は一貫してアリバイと事故の無罪を主張し続けた。
検察は,犯行現場付近で被告人が犯行車両のライトバンに乗り込むところを目撃したという警察官の供述と,犯行前の8月2日に被告人に似た人が大量の圧力調節器を購入したと証言している電気店店員の供述を根拠として,被告人を起訴した。
被告人は,公判でも,アリバイの存在を主張し,犯行を否認し続けた。
そして,1審の東京地裁は,警察官が犯人を目撃したのは暗闇の中で,被告人と認識できたのか疑問であり,電気店店員の供述の通りであるとしても,被告人が購入した部品が犯行に使われたという証拠がないこと,かえって,被告人のアリバイ供述には不自然な点もあるものの,虚偽とは認められないことから,被告人に対して無罪判決を言い渡した。
検察はこれに対して控訴したが,2審の東京高裁も1審を維持して無罪を言い渡した。
検察は,上告を断念したため,この無罪判決が確定した。
判決日
1994/12/2
判決裁判所
東京高等裁判所
書誌
判例時報1533号25頁,判例タイムズ865号107頁
1審
無罪
2審
無罪
最高裁
検察側は上告を断念
差戻し等
再審
自白/否認
備考
本事件は,「自由民主党本部放火事件」と呼ばれることもある。
<<
一覧へ戻る
|
著作権・免責事項
|
プライバシー・ポリシー
|
▲このページのトップへ
copyright(c) 雪冤プロジェクト All Rights Reserved.