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冤罪事件データベース
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事件名 松戸OL殺人事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) まつどおおえるさつじんじけん 事件発生日 1974/7/3
罪名 強姦・殺人・死体遺棄
事件地都道府県 千葉県 事件地名 松戸市
事件概要
 1974年7月3日,千葉県松戸市でOLが行方不明となり,8月8日に遺体が発見された。当時,首都圏連続女性暴行殺人事件が発生しており,この事件も関連事件として注目を集めることになった。

 警察は,現場付近で発生した別件の女性暴行未遂事件の現場から発見された足跡との一致,および,遺体から検出された犯人の血液型がO型だったことを根拠に,被告人を犯人と判断した。そのため,被告人は,9月12日に別件の窃盗で逮捕され,さらに殺人で再逮捕された。
 物証に乏しかったことから,被告人はいったん釈放された。しかし,被告人が自白しており,この自白に基づいて被害者の所有物が発見できたことや,血液型や毛髪鑑定の結果が犯人と類似していたことから,被告人は再び殺人で再逮捕され,起訴に至る。

 公判で,被告人は一貫して無罪を主張したものの,1審の千葉地裁松戸支部では無期懲役判決を言い渡される。
 しかし,控訴審の東京高裁では,自白の信用性が乏しいとされ,一転,無罪判決が言い渡され,検察側が上告を断念したことから,無罪が確定する。

 東京高裁の判決でも言及されているように,代用監獄制度の問題や,密室での取調べによる自白強要の危険,捜査機関による「秘密の暴露」の偽装のおそれなど,冤罪を生み出す諸原因について再考を促される事件である。
判決日
1991/4/23
判決裁判所
東京高等裁判所
書誌
判例時報1395号19頁,判例タイムズ760号141頁
1審
無期懲役
2審
無罪
最高裁
検察側が上告を断念
差戻し等
再審
自白/否認
備考
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