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冤罪事件データベース
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事件名 貝塚ビニールハウス殺人事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) かいづかびにーるはうすさつじんじけん 事件発生日 1979/1/21
罪名 強姦・殺人・窃盗
事件地都道府県 大阪府 事件地名 貝塚市
事件概要
 本件は,1979年1月22日正午ころ,大阪府貝塚市内のビニールハウスで被害者の遺体が発見されたという殺人事件である。

 被告人ら5名(内4名が当時未成年)は,1月21日午後11時ころ,前記ビニールハウス付近の路上で通行中の被害者を脅すなどしてビニールハウスに連行した上で強姦し,被告人のうち1名が顔見知りで会ったことから殺害して財布を窃取したものとして,同月26日夜に未成年被告人1名が被害者の内縁の夫と共に警察署に出頭し緊急逮捕されたこと(後述)をきっかけにそれぞれ翌27日早朝に緊急逮捕され,起訴された。

 被告人らは,捜査段階で自白していたが,公判段階から一貫して否認しており,1審が自白の任意性,信用性を肯定し,成人の被告に懲役18年,他被告らに懲役10年を言い渡し,被害者と顔見知りであった最初に出頭した未成年被告人1名が控訴せず確定(後に再審無罪。貝塚ビニールハウス殺人事件∋仮函法

 他の被告らの控訴に対し,控訴審は,物的証拠の欠如を認定し,被告人らが警察官から暴行を受けた事実に関する供述が具体的詳細で迫真性がある一方,取調べ捜査官は被告人らの具体的状況を前提とした質問に対し,単に事実を否定するにとどまり,被告人らが自白に至る経緯について納得できる説明ができないことなどに照らし,暴行を受け自白に至ったという供述は虚偽と排斥できず,被告人らの自白は任意性に疑いがあり証拠能力がないとした。
 さらに,自白の信用性についても丁寧に検討し,これがないものとして,1審判決を破棄して無罪(確定)を言い渡した。

 当初に被告1名が出頭したのは,被害者の夫から殺されるかと思うほどの暴行・脅迫を受けた異常な状態の下で,同人に自白したことがきっかけであり,捜査官の暴行事実の供述を含め,1審においても任意性の検討は本来必須であったと考えられる。アリバイ証人を逮捕勾留したり,暴行威迫していた(控訴審証言)という捜査態様の悪辣は指摘しておきたい。
判決日
1986/1/30
判決裁判所
大阪高等裁判所
書誌
判例時報1189号134頁
1審
懲役18年1名,懲役10年4名
2審
うち控訴した4名につき無罪
最高裁
差戻し等
再審
自白/否認
捜査段階で自白あり
備考
控訴せず懲役10年が確定した少年も,その後再審で無罪となっている(貝塚ビニールハウス殺人事件∋仮函法
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