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事件名 日野町 状態 係争中
事件名(よみ) ひのちょう 事件発生日 1984/12/28
罪名 強盗殺人
事件地都道府県 滋賀県 事件地名 蒲生郡日野町
事件概要
 滋賀県日野町豊田において、酒店の女主人が、昭和59年12月28日夜から行方不明となり、翌年1月18日、日野町内の宅地造成地で遺体で発見された。
 その後、同年4月28日、被害者宅から盗まれた手提金庫が同町内の山中から発見された。
 
 事件発生から3年以上経過した昭和63年年3月9日、甲が容疑者として上がり取調べを受け自白。3月12日に逮捕、4月2日に強盗殺人罪で起訴された。

 甲は、今現在、当時の取調べについては、取り調べの警察から「殺害を認めないと(結婚予定の娘の)嫁ぎ先をガタガタにしてやる」という脅迫をされたり、反抗するなと刑事達数人がかりで殴る蹴るや鉛筆の束ねた物で突付かれる暴力を受けたり、「殺害したことを認めたら早く出られる」と言われ、自白してしまったと主張して売る。

 なお、このときの取調べにおいて、甲は警察に手で被害者の首を締めたと自供している。しかし、遺体は舌骨右大角部の骨折があるうえ、右顔面にも損傷があり、鑑定では直接手で締めたのではなく、紐などを使って締めた結果が出ている。
 

 甲は、公判では無罪を主張した。しかし、大津地裁では、自白調書の内容は必ずしも信用できないが、その他の情況証拠から被告人が犯人であることを認定できるとして無期懲役が言い渡された。大阪高裁は、1審とは反対に、情況証拠だけでは有罪と認定できないとしたが、自白の根幹部分は信用できるとして控訴を棄却した。その後、最高裁で上告棄却となり無期懲役刑が確定し、現在、大阪医療務所で服役している

 平成13年11月14日に再審請求がされたが、棄却され、現在は再度の再審申し立ての準備中である。
判決日
2000/9/--
判決裁判所
最高裁判所
書誌
判例時報1580号47頁、判例評論463号76頁
1審
無期懲役
2審
控訴棄却
最高裁
上告棄却(無期懲役確定)
差戻し等
再審
棄却
自白/否認
捜査自白
備考
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