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冤罪事件データベース
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事件名 世田谷ひき逃げ事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) せたがやひきにげじけん 事件発生日 2005/6/27
罪名 道路交通法違反・危険運転致傷
事件地都道府県 東京都 事件地名 世田谷区
事件概要
 2005年6月27日,東京都世田谷区の国道で,パトカーが不審車両を追跡していたところ,同車両が被害者をはねて重傷を負わせた上逃走するという,ひき逃げ事故が発生した。

 警察は逃走した車両の行方を追い,車のナンバーから被告人を割り出し,逮捕した。しかし,被告人は当初から一貫して無実を主張し,犯行を否認し続けた。

 公判でも被告人は否認し続けたが,一方で,被告人と共に乗車していたという証人2人は「運転していたのは被告人」と証言していた。

 そのような事態の中,被告人の友人が,行方不明となっていた事故車両を自力で発見し,被告人が犯行と無関係であることを明らかにした。
 また,これを受けて,証人2人は再度の証人尋問において,実際は証人の内の1人が運転していたのであり,先の証言は偽証であった旨を証言するに至った。

 東京地裁は,有罪を基礎付ける唯一の証拠である最初の証言は信用できないと判断し,被告人に無罪判決を言い渡した。当然ながら,検察側は控訴しなかった。

 警察の不十分な裏付け捜査や,証人に対する不十分な取調べに起因する冤罪事件である。もし被告人の友人が事故車両を発見していなければ,より深刻な冤罪被害が生まれていたかもしれない。
判決日
2006/8/23
判決裁判所
東京地方裁判所
書誌
公刊物未搭載
1審
無罪
2審
検察側が控訴を断念
最高裁
差戻し等
再審
自白/否認
備考
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