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事件名
八丈島
状態
確定無罪
事件名(よみ)
はちじょうじま
事件発生日
1946/4/6
罪名
強姦殺人
事件地都道府県
東京都
事件地名
八丈市
事件概要
昭和21年4月6日、八丈島の66歳になる女性が強姦のうえ絞殺された。
一審は,被告両名の公判における供述や,聴取所,尋問聴取所を証拠としてあげ,主犯格とされる者に対して懲役8年,他方に対して懲役3年を言渡した。二審においても,一審が維持された。
しかし,最高裁は,被告人が,令状なく54日以上拘束されていた事実や,関係者の証言,被告人が暴行を受けた際に着ていたとされる洋服の状況,道場で取調べを行なったこと自体を認めるという警察官の供述などから,自白は,拷問による者であったとの被告人の陳述は信用でき,被告人の警察官に対する自白に任意性・信憑性を認めることはできないとした。
そのうえで,警察の取調から数日たった後に,検事に対してされた自白についても,警察に対するものと連続性を有し,その任意性・信憑性を認められないとした。
さらに,被告人のうち一人については,その自白の任意性・信憑性を認めることができない理由として、刑法にいう心神耗弱者であることが原審の鑑定でも明らかにされていることを挙げている。
そして,最高裁は,その自白に任意性・信憑性が認められていない以上は,本件については犯罪の立証がなされていないとして,町名を無罪とした。
判決日
1957/7/19
判決裁判所
最高裁判所
書誌
最高裁判所裁判集刑事119号863頁,裁判所時報236号119頁,判例時報118号1頁,別冊ジュリスト32号166頁
1審
懲役8年,懲役3年
2審
懲役8年,懲役3年
最高裁
無罪
差戻し等
再審
自白/否認
自白
備考
『明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大辞典』東京法経学院出版、2002年
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