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冤罪事件データベース
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事件名 白鳥事件 状態 確定有罪
事件名(よみ) しらとりじけん 事件発生日 1952/1/21
罪名 殺人
事件地都道府県 北海道 事件地名 札幌市
事件概要
 1952年1月21日,北海道札幌市の路上で,札幌市警察勤務の被害者が何者かによって殺害された。被害者が日本共産党対策に従事していたことから,警察は共産党関係者を中心に捜査を開始した。

 事件発生から4ヶ月後,被告人らが逮捕され,共犯者の1人が被害者の殺害を謀議したと自白したことから起訴されるに至る。他方で,物証は乏しく,犯行に使用されたピストルも発見できず,事件発生の2年前に射撃訓練で使用したピストルの弾が,唯一の物証として提出されるにとどまった。

 被告人は捜査段階から公判に至るまで一貫して否認を続けたが,1審の札幌地裁は無期懲役の有罪判決を下した。
 被告人は控訴したものの,2審の札幌高裁でも有罪判決が下され,わずかに刑が減軽されて懲役20年となるにとどまった。
 被告人は上告するが,最高裁は上告を棄却し,有罪判決が確定する。

 しかし,唯一の物証であるピストルの弾が,2年前に発射された銃弾としては腐食が殆どないことや,その旋条痕と被害者の遺体から発見された銃弾が一致しているという鑑定結果も捏造されたものである可能性が高いことが,上告棄却後に明らかとなっており,冤罪である可能性が極めて高かった。

 そこで,被告人は1965年に再審請求を行ったが,結局,1975年に最高裁によって請求は棄却されてしまった。
判決日
--/--/--
判決裁判所
書誌
1審
無期懲役
2審
懲役20年
最高裁
懲役20年
差戻し等
再審
自白/否認
備考
【事件関連書籍】
・山田清三郎『白鳥事件』(新風舎文庫,2005年)
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