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事件名 六甲山保母殺人事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) 事件発生日 1965/8/--
罪名 強盗殺人,詐欺
事件地都道府県 兵庫県 事件地名
事件概要
堺市立保育所の保母が同保育所を出てから消息不明になった。その後、11月に被害者と交際があり、定職を持っていなかった被告が被害者に対する強盗殺人罪として逮捕された。被告は被害者から約30万円の借金があった。被告は当初は容疑を否認していたものの、後に被害者を殺害して死体を山の中に遺棄したと自供した。その後、自白調書によって六甲山で遺体が見つかったとして強盗殺人、詐欺罪等の罪で起訴された。一審の大阪地裁は自白調書の証拠能力を否定して、殺人については無罪判決を下した。別件の詐欺事件については全て有罪判決となった。殺人事件の第2捕拘留での自白調書は別件逮捕による不法拘禁中に作成されたものだとして違法収集証拠だとした。大阪高裁は,令状主義を逸脱するほどの違法はないとして自白の証拠能力を否定した一審判決の誤りを指摘,一審に差し戻した。差戻審では,詐欺事件による別件逮捕が違法なものではないとして自白調書の任意性を認め、遺体は略図により発見されたとして自白の信用性を認め,有罪。差戻控訴審では,別件逮捕についての違法性は否定せず自白調書の任意性までは否定しなかった。しかし他の自白調書で殺害されたという日の翌日に被害者が住むアパートの管理人が会っていたという証言や,行方不明になった略図が取り調べの際に描かれたという確証がないことなどから自白調書通りに犯行を犯したとの確信が持てないとして自白調書の信用性は否定して,物的証拠がほとんどないことから犯行の疑いはあるものの犯行を認定するには合理的な疑いがあるとして無罪となった。
判決日
1982/9/13
判決裁判所
大阪高裁(差戻控訴審)無罪
書誌
1審
大阪地裁1971.5.15 殺人について無罪
2審
大阪高裁1972.7.1 地裁に差し戻し
最高裁
差戻し等
1978.6.23 大阪地裁差戻審 無期懲役1982.9.13大阪高裁差戻控訴審 無罪
再審
自白/否認
備考
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