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冤罪事件データベース
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事件名 清水郵便局事件 状態 確定無罪
事件名(よみ) しみずゆうびんきょくじけん 事件発生日 1948/2/6
罪名 窃盗罪
事件地都道府県 静岡県 事件地名 静岡市
事件概要
 1948年2月6日,横浜郵便局から郵送された小切手の書留が紛失した。警察は,書留郵便を取り扱った清水市(現在の静岡市)の郵便局員3人を取り調べ,小切手の受取人と筆跡が酷似しているとして,被告人を逮捕した。
 被告人のアリバイははっきりせず,警察の厳しい取り調べによって一度だけ犯行を認めてしまったことや,小切手に捺印されていた偽造印鑑を取り扱った印鑑屋の店主が被告人が犯人である旨を証言したことから,被告人は起訴された。

 公判において,被告人は一貫して無罪を主張したが,小切手の筆跡鑑定を行ったところ,4人の鑑定人が全員筆跡の一致を認めたことなどから,1審,2審ともに有罪判決が下された。

 しかし,被告人と弁護人が冤罪を晴らすために独自に調査を開始し,1951年9月6日に真犯人を突き止めた結果,最高裁で無罪判決となった。

 自白強要による虚偽自白の誘発,犯人識別供述の不確かさ,科学的捜査の偏重といった,冤罪事件から学ぶべき問題が凝縮された事件である。
判決日
1952/4/24
判決裁判所
最高裁判所
書誌
最高裁判所裁判集刑事63号485頁
1審
懲役1年6月
2審
懲役1年6月
最高裁
無罪
差戻し等
再審
自白/否認
備考
【事件関連書籍】
・後藤昌次郎『冤罪』(岩波書店,1979年)。
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